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分野は違えど、木工は服作りと共通点が多々あります。
同じ種でも個性があり、その個性を生かすも殺すも腕次第。
木目によってカットや削り方を変えたり、切り出した部分の適所を見極め、
また、形を変える前に木が後にどう変化していくか予測していく。
それらを熟知してなお、己の腕や感性を磨く他ないのです。
経験や日々の探究により培われた感覚だけが生き生きとしたTOOLに変化させることができます。
その目によって選ばれた木が、家を構成する建具となってあなたのかけがえのない毎日を支えます。
その手によって形を変えた木が、家具となってあなたのかけがえのない毎日に彩りを添えてくれます。
僕はその職人の情熱あふれる仕事を目の当たりにした時に、服もこうでありたいと強く思いました。
彼が’モノ’を創造している時に纏う服はやはりかっこいいのではないでしょうか。
Model: Ryo
Photograph: Joji Wakita
Hair make: Kyori
Styling: Aya Yamanaka
Graphic Design: Hirofumi Abe
Design: Eiichi Suzuki
2022
Iwate, Japan